人を動かすブレスト〜他者のアイデアへの意見〜
ABCエンジニアリングでは、忘年会の幹事チームが、忘年会の出し物についてブレーンストーミングを行なっていました。
メンバーの1人である佐竹さんは積極的にアイデアを出しましたが、他のメンバーはあまりアイデアを出しません。それどころか、佐竹さんのアイデアは実現するのが難しいと却下しました。
佐竹さん「クイズ大会はどうでしょうか? 社員にまつわるクイズを出せば盛り上がりそうですよね」
遠山さん「参加者が皆んなモチベーションが高いわけではないので、盛り上がらないと思いますよ」
佐竹さん(せっかく意見を出したのに…。自分はアイデアを出さないのに、他人の意見は否定はするんだな。できない理由じゃなくて、どうすればできるかを考えるべきでは無いのか?)
☆mimuraの提案☆
佐竹さんは新しい意見を出す気にならないかもしれませんね。
クイズ大会が本当に成功しないとしても、他の言い方をしてはどうでしょうか。
佐竹さん「クイズ大会はどうでしょうか? 社員にまつわるクイズを出せば盛り上がりそうですよね」
遠山さん「クイズ大会はいいアイデアですね。
面白い問題を作れば盛り上がりそうですね。
ちょっと気になったことがあります。参加者のモチベーションがクイズ大会の成功のポイントだと思うのですが、残念ながらあまり高くないらしいのですよ」
使用した原則は、"まず褒める"、"相手の意見に敬意を表する。真っ向から相手を否定しない"です。
これなら佐竹さんも、参加者のモチベーションが低かっただけで、自分の意見が却下されたとは感じません。また別の意見を出してくれるのではないでしょうか。